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本の感想 「母さん、ごめん。50代独身男の介護奮闘記」


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これから、なるべくだが、自分の読んだ書籍の感想を書こうと思う。

 

今のところ継続できる自信まったくないけど、「なるべく~やっていこうと思う」と書いておかないと始まらない。

 

人に読んでもらうことを目的とはせず、あくまで、自分が読んだ書籍のアウトプット。


なので、構成は自分が理解できればよいメモ・雑記みたいな感じになる。

記憶は薄れるもの。自分が「ここは大事だ。覚えておこう。」と思ったものは、何かに記憶しておかないと大抵忘れるかんね。

 

今回は「母さん、ごめん。50代独身男の介護奮闘記」だ。


独身のジャーナリストである息子と、認知症となった母の、2年半の介護記録。

 

全体を通して重要だと思ったことは、「認知症の疑いがある時点で、公共サービスを頼ること。」だ。

 

認知症は、誰にでも起こり得る病ということを肝に銘じておかねばならない。活動的な老人が認知症になる可能性は十分ある。逆に、活動的ではない老人が認知症にかかることなく天寿を全うする可能性もある。偏見は捨てなければならない。

 

「元気」だった母が認知症になったことを認めることができず、介護を始めるのが遅れた。兄妹が、公共サービルを利用することを言うまで、一人で介護をしていて限界がきて幻覚が見えたりと、一人で介護することの難しさが伝わってきた。

 

自分の両親は、もうすぐ「前期高齢者(65歳~)」だ。いつ何らかの病気になってもおかしくない。

自分も、もう「若い」とは言えない年齢になり、も少し真剣に老後も見据えた将来設計を考えないといけないと思っている。
自分ひとりならまだ設計もしやすいが、将来的な両親の世話も併せて考えないといけないのかと思うと気が重くなる。

介護生活の話以外に、急速な高齢化社会をむかえる日本の労働スタイルの変化についても書かれていたのが興味深かった。

 

悲しいことに、女性の出生率をあげなかった日本はこれからも若年層は減り続け、高齢者が増えていく。


となると、若い働き手が少なくなる日本を誰が支えるかとというと、「老人」となる。老人が65歳で引退とは言わず、75歳、もしかしたらそれ以上の年齢でも働くことになる。

そして、日本政府はその方向に進めている感じになっている、ということ、もっと老人を働かせるためには、健康寿命を延ばさないといけないということ、などなどが書かれていた。